ホームポジションギア
まいど、mumuhiromuです(^^)いつもご覧いただきありがとうございます。
第40話。
前回の話で。
私、この「心地良く走れるギア比」を「ホームポジションギア」と呼ぶことにしました。
今回はホームポジションギアを駆使することによる走りの話です。
【目次】
ホームポジション
ホームポジションとは、パソコンのキーボードでブラインドタッチをする際、最初の両手の位置のことをいいます。
キーボードを打ち終わった後も、この位置に両手が戻るようにします。
文字を打つ時にホームポジションからどう指を動かせばその文字を打つことができるのか、体に覚えさせます。
それを繰り返すことでブラインドタッチができるようになります。
戻すが大事
さて、これをロードバイクに置き換えると、冒頭の「一番心地良く走れるギア比」、つまり一番よく使っていて、一番楽に廻せるケイデンスでのギアを「ホームポジション」とします。
私の場合は、ケイデンスが85〜90rpm
フロントがインナーギア(34T)
リアが6段目(17T)
表で見ると、
ここがそれにあたります。
走行中もケイデンスと速度を見てホームポジションを把握することができます。
「登り坂」や「向かい風」になれば、当然今のギアでは負荷がかかり、ケイデンスが下がりますよね。
そこで85〜90回転を維持するため、ギアを下げます。
そして平地になれば、ホームポジションギアに戻します。
逆に「下り坂」や「追い風」になれば、ホームポジションギアのままでは負荷が減ってケイデンスが上がります。
この時も85〜90回転で廻せる程度のギアに上げます。
平地になれば、またホームポジションギアに戻します。
状況によってギアを上げたり下げたりするのは、当たり前の話じゃないかと思われるでしょう。
でも、ポイントはそこではなくて「ギアを戻す」ということ。
以前の私なら、状況によって当然ギアは変えますが、状況が元に戻った時にどのギアに戻せばいいのか全く意識していませんでした。
結果、スピードばかりを意識して、足を無駄に疲れさせるような走り方をしていたように思います。
自分の走りにストレスを感じたらギアを変え、なくなればホームポジションに戻す。
そうすることで、常に楽に廻せるストレスのない走りができます。
あと、自分のあらゆる状況の走行中のギア位置を把握しやすくもなりますよ。
ロングライドする時は特にそうですが、「如何に楽に走るか」が私にとって楽しいライドをするために必要なことです。
だから「自然に楽に廻せるギア=ホームポジションギア」に戻すというのは、結構重要なことだと思うようになりました。
まとめ
このホームポジションギアを意識した走り方では速く巡航することはできません。
話が少しズレますが、私、昔はスノーボードが大好きで、冬は毎週のようにスキー場に行っていました。
スキー場のコースって色々ありますよね。大きく分けると初心者コース、中級者コース、上級者コース。
上級者コースでも滑れる程度の腕前の私ですが、滑っていて一番楽しいのは、実は初心者コースなんです。楽にゆっくりと惰性にまかせて滑る方が気持ちいいんです(^^)
逆に、上級者コースは疲れちゃうんで好きではありません(-_-;)
性分なんでしょうね。ロードバイクでもそれが表れています。
ロードバイクに乗る目的は人それぞれ。
私のように緩い走り方が好みの人もいれば、自分を追い込んで強くなるための走りをされる方もいます。
だから、「ホームポジションギア」理論は皆に当てはまりません。
ただ、私はそれを意識することで嫌いな坂道があっても楽に走れるようになったように思います。
にわかロードレーサーの思いつきですが、この「ホームポジションギア」、もし参考になる方がいらっしゃれば嬉しいです(^^)